2016年3月30日水曜日

ビンタン区のアパートの近所のプール



今から10年以上前の話ですが、ベトナム出張が年間300日近く
なったのでホーチミン市1区の日本人街に3階建ての1軒家を
借りました。1年ほど住みましたが1人で住むにはあまりに寂しくて
そこから歩いて10分程のベトナム人のちょっとお金持ちが住んでいる
ビンタン区の15階建のローカルアパートに引っ越しました。

その近所に50mと10m(子供用)のプールがありました。
入場料は当時の日本円で30円くらいでした。
区営なのか市営なのか隣の海軍の運営なのか今もわかりませんが
一応チケット売り場があってチケットを買って中に入ります。

入るといきなり50mプールがありプールサイドを通って奥の脱衣所に
行きます。脱衣所の入口のおばさんを素通りして奥にずんずん進むと
一応以前は一つ一つ仕切られて扉があったと思われる場所に行き当たり
ます。私が初めて行ったときはもう一つ一つの仕切りはあるが扉も
カーテンもなくシャワーノズルがあるだけでした。
その隣にあったトイレも個室に扉はなく外から丸見えでした。

まあ人に見られて着替えるのはたいしたことはないのですがここで
靴を脱いで裸足になります。土足で歩いてきた濡れて泥も混じった
ようなヌルヌルした廊下を入口まで裸足で戻らないといけません。
これは何度行っても気持ち悪くて慣れることができませんでした。
入口のおばさんに脱いだものを入れたカバンと靴を預けます。
引き換えに何もくれません。最初は不安でしたがおばさんは記憶力が
良いようでいつも間違いなく私のカバンと靴を返してくれました。

普通、靴は入口に下駄箱を設置して入れるようにするか先におばさんに
渡すかしてそこから先は靴を脱ぐようにすると思うのですが
おそらく下駄箱に入れると盗まれてしまうのでしょう。
また、おばさんも靴とカバンが別々に預けられると覚えてられない
のでしょう。利用者のことを考えないというベトナムスタイルです。
一応企業ですが営利を求めているのかどうかよくわからない
国営サービス業によくあるスタイルですね。

また片側3車線もあって中央分離帯もあってすばらしい道路を
作っても信号から信号まで何百メートルもあってその途中に
歩道橋も横断歩道も作らないのと同じ理屈かもしれません。
道路の向こう側に行くには命がけで渡るしかありません。

話が長くなってすみません。

50mプールに入って気が付いたことは次回にしたいと思います。
かなり珍百景かも。。。。

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